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根本さん似顔絵 下田常三画

根本 健 (ねもと けん) さん
           


           「蒔絵」の奥深さに魅せられて

お椀やお盆、茶道で抹茶を入れる棗など、漆で仕上げたものは日本の伝統工芸として独特の美しさを放っている。根本さんは、鎌倉彫をはじめ蒔絵、沈金などの漆工芸の制作に日々取り組んでいる。小学4年生の時から主として鎌倉に住んでいるが、店先などで実際に鎌倉彫を見せている様子を興味深く眺めていたのが始まりかもしれないと振り返る。

20歳の時に趣味として鎌倉彫を習い始め、「彫り」も「塗り」もどちらも手掛けた。しかし、彫ることよりむしろ塗ること、つまり漆を塗ることに惹かれていった。
やがて蒔絵、沈金などの漆芸の世界を知り、その奥深さに魅せられ、仕事をしながら根本さんの趣味の世界はますます深く、広くなっていった。そして、本業の定年が近づいたころ、人間国宝である輪島塗の松田権六氏に師事した漆芸家と出会い、本格的に「蒔絵」の技を磨き始めた。


丸盆朝顔蒔絵

蒔絵は、漆塗りの表面にさらに漆で絵などを描きその上に金粉、銀粉を蒔いて絵などを浮かび上がらせる技法であり、沈金は、漆塗りに沈金刃で細い線や点で模様を描き、金粉、銀粉を埋める技法である。
漆塗りは、塗っては乾かし、研いでまた塗る作業を10数回繰り返す。毎回同じものを塗るのではなく、生漆に砥の粉、炭粉、鉛白などの異なる配合物を混ぜ合わせた漆を塗り重ね、鏡面のように研ぎ上げ黒漆を塗る。最後に赤や呂色(ろいろ)漆を塗って艶を出す。細心の注意と根気のいる技だが、美しさを表現するには、素朴に正直に手抜きをしない姿勢が求められる。根本さんはそんな蒔絵の魅力にすっかりとらわれてしまった。

漆芸は例えば棗の場合は一つ完成させるのに一年以上かかるけれど、自分の作品を残せるということは大きな魅力のひとつだそうだ。そして、一歩でもプロに近づけるように技術を磨きたいのだそうだ。
また、根本さんは、鎌倉彫、沈金、蒔絵など、一度始めたら「決してやめない性分」のようだ。そこで、レパートリーはどうしても増えてゆく。最近、新たな木彫も始めた。こちらの方は、鎌倉彫より立体的な仕上がりを目指して、写実的に彫る。「手先を使う細かい作業や物作りが性に合うようです」と自らを語る。

根本さんは、鎌倉第二小学校の5年生のころ既に、当時すっかり木を切ってしまって禿山だった今泉台に、遊びに来ていた。そしてここの住人となったのは今から6年ほど前のことだ。
それからNPO法人タウンサポート鎌倉今泉台のメンバーとなり、緑の保全活動に加わって、バス道路沿いにアジサイを植えたり散在ガ池公園の周りの木々の剪定をしたりして、仲間と共に緑の中で体を動かすことを楽しんでいる。また、今年の春にはタウンサポート「いずみサロン」で根本さんの作品展、ミニギャラリー「漆芸展」が開かれた。「110人も見に来てくれました」と楽しげに話してくれた。そして、今泉台では「おもしろクラブ」、「素敵な毎日」と少しずつ活動を広げている。

趣味としては、漆芸、彫刻のほかに、歩くことが好きで日本アルプスはほとんど登りつくし、最近は海外へオーロラを見に出かけたりもしている。バードウオッチングも始めたが仲間がいることが嬉しい。一度やり出したら決してやめない根本さんは、どうもじっとしていられないタイプでいらっしゃるとお見受けした。 
                         (2018年7月 文責:山田)










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